こんなNPO法人組織です
私たち“さらプロジェクト”は「IT(情報化技術)に馴染みのない方たちに地域に根ざした教育活動をおこなう」という目的で設立され、平成13年3月に東京都から認証されたNPO法人です。
ICTの活用によって、地域で暮らす人々の生活が改善されることを目指して、利用者の支援に取り組んでいます。
私たちの「使命」は、自発的な意思に基づき主体的に参加する個人が「そのとおり自分はこの使命のために活動しているのだ」という明確な道しるべを示すことです。そこで、2009年には、広く会員に参加を呼びかけ、長期プロジェクトを策定するために討議を重ねました。
地域で暮らす高齢者や障がい者が、普通に暮らすために必要な力(情報力、コミュニケーション力、共感力、主体力)を身につけるために支援する活動へ転換を図り、高齢者であっても、障がい者であっても、充実した日々を送り、自立できる社会の実現を目指し、活動を続けています。
現在、私たちは以下の通り「ミッション」「ビジョン」を定め、すべての活動の基本としています。
ミッション:自立しながら生活をしていく社会や地域を創造する
ビジョン:高齢であっても、障がいがあっても、誰もが納得できる人生を送れる社会
平成15年度・16年度にわたり近隣3区のIT講習を実施すると共に、地域で多数のシニア情報生活アドバイザーを養成し、草の根のサポート活動およびサポートグループ育成活動をおこないました。
また、平成19年から21年度に掛けては、杉並区において認知症予防のためのパソコン講習をはじめとし、自治体或いは他団体に対して高齢者や就労を目指す方々を対象としたパソコン教習会などを開催しました。
平成16年11月より「障がい者の態様に応じた多様な委託訓練事業」に取り組みました。障がいのある方が、この訓練を受けることで就業の現場で役に立つスキルを身に付け、仕事のやりがいと正当な報酬を得るお手伝いをしたいと考え、さまざまな就労支援活動をおこなっていました。
平成18年4月より「杉並区立ゆうゆう四宮館協働事業」を開始しました。館が地域の高齢者にとって生涯現役として活動できる場、同時に憩いの場としていただけるようにパソコン教室をはじめ、各種の講習会やイベントを企画運営しました。平成19年4月に「ゆうゆう高井戸東館」、平成20年4月に「ゆうゆう下井草館」、平成27年4月に「ゆうゆう方南館」、平成29年4月に「ゆうゆう西荻北館」の協働事業もスタートさせています。
また平成19年10月より世田谷区千歳台において、区による「IT特化型就労移行支援事業」を開始し、障がい者の一般就労に向けて、就労に役立つITスキルの習得や企業人として求められる基礎知識等を教育訓練する就労支援活動をおこなっています。平成21年12月には池袋事業所、平成23年10月には秋葉原事業所、平成27年3月に横浜事業所、令和元年7月に下北沢事業所を開設し、障がい者の就労支援、就労定着支援に積極的に取り組んでいます。
令和6年1月より、幅広い世代の方が誰でも気軽に利用し、交流・繋がりを身近な地域のなかで創造していく「コミュニティふらっと方南」を受託しました。
文化や趣味、健康関連のグループ活動の支援や、講習会やイベントを企画・運営しています。
ミッション
従来さらプロジェクトは情報技術になじみない方たちに対して、ICTの活用によって地域で暮らす人々の生活が改善されることを目指して来ました。
新しいミッションでは、自分たちが支え合う力を地域で醸成していくことが必要と考えたとき、この力を「情報力、コミュニケーション力、共感力、主体力」としました。
ICT(=インフォメーション&コミュニケーションテクノロジー)
1なぜ「使命」が必要か
NPOは自分たちが問題と考える社会的な課題を行動によって解決していく市民活動です。
ですから使命は何かということは、なぜ組織は存在するのか、どのように社会に変革をもたらすことができるのかという、私たちの日々の活動の根源的な問いかけとなってきます。
「使命」は自発的な意思に基づき主体的に参加する個人が「そのとおり自分はこの使命のために活動しているのだ」という明確な道しるべ となってきます。
2誰がミッションを決めるのか
組織の「使命」は誰が決めるのか、さらプロジェクト内で議論されました。
「理事会である」「コアメンバーで決めればいい」などの意見が出る中で 「会員全員に呼びかけて行う」ということになり、2003年暮れから5月にかけて長計策定プロジェクトを広く会員に参加を呼びかけ、参加者全員で 討議を重ねました。
2004年10月31日11月1日に行なわれた「自己評価研修合宿」に続くクラスター 戦略会議(2005年1月16日実施)を経て、「使命」の見直しが行なわれ、冒頭のものに合意を得ることができました。
3ビジョン
組織にとって望ましい未来図、青写真。
このビジョンと現実の課題の中で計画が立てられ行動に移される。