星と虹色なこどもたち|NPO法人さらプロジェクト

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  1. 星と虹色なこどもたち

星と虹色なこどもたち

あけましておめでとうございます。

本来は12月中に書かなければならなかったコラムの原稿を、成人の日に書いているという体たらくをご容赦ください。

 

2019年から弊社では障がい者実習を受け入れており、現在、進行中の中期経営計画では、

・障がい者というレッテルのない社会を創る

・できないことは、できる人の助けを気兼ねなく受けられる街をつくる

というビジョンを発表しています。

 

私も少しずつですが、障がい者に関する勉強をしています。

勉強といっても、関連書籍を読む程度なんですが、今回のコラムでは過去に読んで、良かったと感じた本の紹介をします。

 

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『星と虹色なこどもたち』(学苑社/星山麻木著)

 

発達障害の子どもの行動特性や思考特性について、分かりやすく解説してくれた一冊。

全部で63ページ。文章はほとんどなく、絵本の感覚で読めます。

 

登場人物は、

・なんでも1番、正義の味方 レッド君
・こころやさしい あわてんぼう オレンジちゃん
・すばやく動く人情家 イエローちゃん
・繊細なきちんとさん グリーン君
・孤高の天才 アクアちゃん
・ゆっくりおおらか ブルー君
・甘えん坊のさみしがりや パープルちゃん

の7人。

彼らの行動特性からASD(自閉スペクトラム症)やADD(注意欠如)、ADHD(注意欠如・多動症)の特徴を理解する構成になっています。

 

読んで最も強く感じたことは、

この本に出てくるような行動を取る子は、クラスにたくさんいたなということ。

決して特別なことではなく、すぐ隣で起こっていた毎日の出来事。

 

私自身をふり返ってみても、

・誰かが間違えるとすぐにそれを指摘する(本人は教えてあげているつもり)→レッド君の特徴

・人がどう思っているのかすごく気になる→オレンジちゃんの特徴

・まじめで完璧主義、SOSを出すのが苦手→グリーン君の特徴

・みんなに好かれたい→パープルちゃんの特徴

は少なからず該当すると思いました。

 

お恥ずかしながら、さらプロジェクトとご縁を持たせていただくようになって、障がい者の就労移行支援事業というものの存在を知りました。

 

それまでは、障がい者の存在を知っていても、それを社会問題と捉え、何とかしようと思ったことなどありませんでした。

 

そんな私が、この数年で、どうしたら彼らと一緒に価値を創り出せる会社や職場を作れるのかを考えるようになりました。

 

目指している理想は高く、到達への道のりは平たんではありませんが、仲間たちと一緒に、いい会社づくりの一環として取り組んでいけたらと思っています。

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